macaron-マカロン-   *イケメンアイドル's Love life*
「とりあえずウチに戻りましょうか。俺、財布持ってきてないですし。」


アキラは家の方角を指差し、ゆっくりと歩き出した。


レイアもアキラについて行く。


「うちは全然大丈夫です。じゃ、コンビニ行きましょうか。」


アキラはレイアの手を引くと、近くにあったコンビニに入って行った。


「もー、泊まるって言ってないのに。」


レイアが口を尖らしてアキラを睨むと、アキラは笑って顔を近付けてきた。


「今からタクで帰ったら、寝る時間遅くなりますよ。美容に悪いですよぉ。睡眠不足でニキビ出来るかも〜!」


アキラは脅かすような口振りで言った。


レイアはプッと吹き出すと、クスクスと笑いだした。


「うーん、ニキビは困るなぁ。じゃあお言葉に甘えて泊めてもらおうかな。」


レイアはそう言うと、コンビニでお泊りセット1式と飲み物と唐揚げを購入した。


レイアはアキラにコーヒーと唐揚げを渡した。そして2人で唐揚げを食べながら帰路についた。


「レイアさん、寝る前に唐揚げ食べたら本当にニキビ出来ますよ。」


レイアもそう思ったのだが、食べたかったのだから仕方がない。
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