macaron-マカロン-   *イケメンアイドル's Love life*
「あ、そっか。ニキビ出来るかぁ。じゃあ私2つだけ食べるから、残りはアキラ君食べてくれる?」


「分かってるけど」と言うとアキラが嫌な思いをするかと思ったレイアは、わざと気付かなかったフリをした。


アキラは「良いですよ。」と言うと、嬉しそうに唐揚げを口に入れた。





かちゃ。がちゃ。キィー。


「ただいま。」


アキラは玄関で、小声を出した。


返事は無い。


アキラがレイアを駅に迎えに行く時、他のメンバーはすでに寝ているか、寝る準備をしていた。


マネージャーも寝る準備をしていた。もう寝たのかもしれない。


明日も早いので、しかたないが。


「お邪魔しまーす。」


レイアも小声を出したが、その後に帰ってくる静けさが全員の眠りを語っていた。


アキラの住む部屋は、アキラ、カイ、マネージャーが住んでいる。


そして隣の部屋にサク、タカ、ナオが住んでいた。


アキラは自分の口に人差し指を当てると、レイアに向かって『静かに』の合図を送った。


レイアも悪戯っぽく人差し指を口に当てて頷いた。
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