macaron-マカロン-   *イケメンアイドル's Love life*
アキラ君、昨日はありがとう。助かったわ。」


翌日、レイアは撮影現場に到着したアキラに、開口一番で礼を述べた。


アキラは顔の表情をゆるめて、かぶりを振った。


「こちらこそ、朝食御馳走様でした。」


その会話に割って入ったのは、カイだった。


「え!?ちょっ!!え??何?どう言う事?」


「この前お邪魔した時、私 終電乗り遅れちゃって、SOULのお家に泊まらせてもらってたの。皆もう寝てたから、気づかなかったかもしれないけど。」


レイアの告白に、衝撃を受けたカイは、口を開けて驚いていた。


「と…泊まった?うちに…?なんで起こしてくれなかったの!?」


「そりゃ起こさないでしょ!明日も皆、仕事なのに!朝食は口に合った?」


まだ何か言いたげなカイの肩をつかむと、アキラが先に口を開いた。


「おいしかったです。また泊まりに来て下さい!」


「あ!そうだよ!皆川さん、今度泊まりに来て!絶対だから!今度って言うか、今日泊まっていったら良いよ!」
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