macaron-マカロン-   *イケメンアイドル's Love life*


「これ…どう言う事?」


カイとタカが朝起きてリビングに行くと、なぜか朝食が用意されていた。


テーブルの上にはメモが置かれていた。


『お味噌汁もあるので、飲んでね。お仕事頑張って! レイア』


「なんでレイアさんが!?」


カイはタカに疑問をぶつけるが、タカが知るはずもない。


「うーん?なんでだろ?とりあえず、食べようか。」


タカは鍋の蓋を開けて味噌汁を次いだ。


「まだ 温かいよ。カイは味噌汁どうする?」


「飲むよ!飲むけど…タカはおかしいとか思わないの?」


「まずは食べよう。早く食べないと、ナオに全部食べられるよ!」


カイは腑に落ちない様子だったが、席に着くと黙々と朝食を口に運んだ。


しばらくするとマネージャーとナオもやってきた。


カイから手紙を見せられた二人も、謎はとりあえず置いておいて、朝食に取りかかった。


サクはまだ起きてこない。低血圧でいつもギリギリまで寝ている。


結局その日は、謎のまま過ぎていった。
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