macaron-マカロン-   *イケメンアイドル's Love life*
腹八分で焼き肉屋を出た後、2人は良一のマンションへと向かった。


良一のマンションは高層マンションで、セキュリティーもしっかりしている。


「お邪魔しまーす。」


「邪魔するなら帰って〜。」


「な!?ひど!!」


良一の部屋に入ったレイアは驚いた。


同い年の…20代の男が、1人暮らししているような部屋では無かったからだ。


高級感溢れる調度品に、高そうなソファーと絨毯(じゅうたん)。


それらが置かれているリビングは、ゆうに30畳はあった。


黒やブラウンを基調とした落ち着いた部屋は、20代の若者が、1人で過ごす部屋としては、落ち着きすぎている。


「ここで…生活してるの?」


「そう。ここでTV見たり、芝居の練習したりね。レイア適当に座っとけよ。コーヒー入れてくるから。」


「手伝うよ。」


レイアは隣接しているキッチンに付いていった。


キッチンは簡素な作りだった。


冷蔵庫は最新の一般家庭用の物だが、中は酒と水、炭酸飲料水…つまりは飲み物しか入っていない。
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