『私も歩けばイケメンにあたる♪』

夜になって、やっと携帯を開いた私は絶句した。


しまった~、雅に電話するの忘れてた。



携帯には、雅からの着信が3件とメールが2件入ってる。


『ひ~かり~。今皆でカラオケ中。あんたのことで話題持ちきりだよ~。

連絡ちょうだいよね』


留守電に入ってる雅の声の後ろには、

ちょっと、あのイケメン誰よ?
どんな関係?
紹介して!

なんていう、クラスメートたちの黄色い声が聞こえる。


電話したいけど、今日は一度にいろいろありすぎて、もうくたくただ。
明日からは春休みで一日中暇なんだし、
電話より、雅に直接会って話そう。


そう決めてベッドに横になった。











< 13 / 462 >

この作品をシェア

pagetop