『私も歩けばイケメンにあたる♪』

「どうして・・、」

私の誕生日だって
知ってるの?

「雅に、
こどもの日が、ひかりの誕生日って
教えてもらったんだよ。

本当は、
雅にも参加してほしかったんだけど、
ひかりに内緒で準備するのに
昨日じゃ時間なくて。

ほら!
蝋燭融けちゃうよ!」

栞の言葉に、
何が起こっているか
ようやく理解した私は、

蝋燭の火に
息を吹きかけた。

パ~ン、
という
クラッカーの音に続き、

おめでとうの言葉と、
拍手に、口笛までが、
聞こえる。


誰かが、
電気のスイッチを入れた。


あれ、
なんか、私・・
視界が変・・?


明かるくなった部屋で、
みんなの顔を見ようと思うけど、

なんだか、
焦点が合わない。


ありがとう、
と叫びたいのに、

声にならない。


あれ・・?







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