『私も歩けばイケメンにあたる♪』

「もう、ひかりったら、
この、純情乙女!」

栞が笑う。

「ブスが泣いたら、
余計ブスになるだろうが。」

あいつの低い声も、
いつもより、
優しく響く。

自分が泣いていることに
気づいて、
私は、涙をぬぐった。

「みんな、
ありがとう・・。」

言葉にすると、
また涙があふれた。


なんか、
最近
涙腺弱いかも・・。


「よし、
じゃあ、ケーキは後回しにして、
夕飯にしよっか。

今日は、
ケータリングを頼んであるから、
バイキング方式だよ。
なんでも好きなもの食べてね。

あ、お寿司は、
握ってもらえるから、注文してね。」

心さんは、
またしても、

軽く言ってのけた。

よく見ると、
シェフです、
といった格好をしている人と、

給仕します、
といった格好をしている人が
二人いて、

料理は、
ホテルで見るような、
銀食器に
豪華に
乗せられている。





< 143 / 462 >

この作品をシェア

pagetop