PRIDE<短編>
しばらく他愛もナイ営業トークで場を温め、
とりあえず
指名客のハートをガッチリ掴んだアタシは
左に居るイケメン君に話題を振ってみた。
『なんだか、落ち着いてらっしゃいますね☆』
「こーゆー店、好きじゃないからね。」
『…そうなんですか☆お酒も元々あんまりって感じですかぁ?』
「いや、酒は好きだけど。」
『……全然酔って見えないですけど、今日はあんまり飲んでないんですかぁ?☆』
「つーか、お前らの香水が臭すぎて、そっちに酔う。」
……はい?