PRIDE<短編>
無性にイラつく。
アタシは気晴しに
屋上の扉を開けた。
どこまでも続く青い空の真ん中に浮かぶ
眩しい太陽。
アタシは大きく息を吸い込む。
ここ何年も、日陰で生きて来たアタシは
太陽の陽を浴びて
なんだか妙に爽やかな気持ちになった。
まさに光合成?
屋上の真ん中で背伸びをする。
と、屋上の隅から
「やめてください…」
微かな声が
アタシの耳に届いた。
ん?空耳か?
声のする方をジッと見ても
誰も居ない。