a little memory━恋心編━

〜Crazy〜

誰かの声が聞こえる…私死んだの?



自殺だから地獄?それとも天国?



どっちでも良いや…今はとにかく眠いんだ…。



私はまた瞳を閉じた。






「…苺…真苺!!」



「あれ…私…」



天井は白に白いカーテン心配そうな母の顔


あぁ病院か…



結局自殺未遂か…。




「真苺…どうして自殺しようとしたの?お母さんにも言えない悩みでも有るの?ねぇ…真苺…。」



母は泣きそうになりながら私に訴える。


「お母さんにも言えない悩みだよ…でも安心して?二度と自殺なんて考えないから…。」



自殺しようとして作った手首の傷より母の泣きそうになりながら私を心配する姿の方が痛かった。


私の心にグサッときた…。


そうだ…病院って事は…。


「お母さん英咲士君は?」


「英咲士君は隣の部屋よ…病院側が気を使って下さってね…。」


「そうなんだ…。」



会おうと思えば会える場所まで近くに…。


会いに行きたい。



会いに行ってただ英咲士君の顔を見たい…。


ダメかな?絶対安静っていわれるかな…?






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