キミのトナリ
「アタシは
流産してしまったの…
それを
先生に言ったら
『そっか…
じゃあキミとは終わりだな』
って
言ったの。
どうして?
って
先生に言ったら
『初めから好きじゃないし
今も好きじゃない。
子供の為に
一緒になろうとした』
って
言ったの。」
アタシは
言葉にならない。
幸子の話しを
ただ
黙って聞いた。
「それから
数日して
幸せそうに
手を繋いでる
隼人と磨美を
偶然見てしまって
アタシ
磨美から隼人を
取り返そうって
思って
復縁を迫った。
あの日
磨美が見たアタシ達
隼人に
寄りを戻して欲しいって
言ってたの
でも
磨美が大事だって
言われたの。
その時
丁度
磨美が
アタシと隼人を見て
驚いてたから
意地悪したくなって
笑顔で指を指した。
でも
その後
自殺未遂したって聞いて
心配で病院に来た。」
幸子が
口を閉じた。
アタシは
悲しかった。
流産した幸子。
本当に独りになった幸子。
でも
アタシは
幸子に何もしてないのに
勝手に
二回も傷つけられた。
訳を知った今でも
幸子が
やっぱりムカついた。
かわいそうなのは
わかるけど
やっぱり嫌いだった。