キミのトナリ
ねぇ
隼人。
アタシ優しくなれたよね?
隼人みたいに
あったかく
なれたのかな?
もう
大丈夫だよ。
「じゃあ
アタシはここで…」
幸子が帰って行った。
タクシーに乗り込む2人
アタシは隼人に
切り出した。
「後で話したいことあるの。」
真剣に伝える。
隼人は
何か察知したのか
「いやだ。」
そう
答えた。
だけど
直ぐに
「嘘だよ。
聞くよ。」
そう言って
アタシの頭を
グシャグシャにした。
子供みたい。
だけど
凄く大人な隼人。
隼人は
アタシが話たら
どんな顔をするんだろう。
ついつい
考えて
アタシ気持ち悪くなる。
「気持ち悪い。」
運転手さんに言って
窓を開けてもらう。
「横になれよ。」
そう言って
隼人は
アタシの頭を
自分の膝の上に載せた。
アタシの
頭を撫でて
優しく
見つめる隼人が
愛おしい。