異次元の旅人(ディメンション トラベラー)
「私はお風呂入りたいんだけど?」

ここに来て落ち着いたヴィンセント一行はくつろぎ始めた。

「あぁ、どうぞその角の奥ですから」

ファルスに説明されてオレットは持ってきた鞄の中から着替えを取り出す。

お風呂に向かおうとしてふと振り向きヴィンセントを睨みつけた。

「覗くなよ」

一発かますとソファーにかけたヴィンセントはウィンクした。

風呂に入ったのを確認するとヴィンセントは立ち上がり外にでた。

「どこに行くんですか?」

「散歩だぁ~、オレットちょっとの間面倒みてやってくれ」

ヴィンセントはそのまま手をポケットに突っ込み歩き去った。
< 39 / 56 >

この作品をシェア

pagetop