スリーズ・キーノート
*****


『……お前が、俺は羨ましいんだ。』
嘘だね。
お前の方が、何でも持ってる癖に。





俺達3人は部活には入らなかった。そこだけを考えれば、まだ俺達は中学生のままの空気を崩したくなかったのかも。
3人で行くあてもないのに、ただ街をぶらぶらする。夏の猛暑にはアイスを、冬の極寒にはあっつい缶のカフェオレを奢ったり奢られたり。

中身がない毎日を、楽しく3人で過ごす。それだけでよかったんだけど。

だけど。
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