スリーズ・キーノート


「ごめん!ヨキと補習授業受けなきゃいけなくなっちゃった。先帰ってて。」
いつかはそうなるんじゃないか、とは思ってた。
解ってたのにさ。

「おう!」

笑って大丈夫だ、って言う俺は何なんだ?大丈夫じゃない。大丈夫じゃないんだよ。

俺達は成長していくし、いつかは、バラバラになる時が来る……ってのは覚悟してたんだ。真っ先に俺が外れるなんて、予想だにしなかった……。いや、でも……。

こんな事で、泣きそうになる俺はなんて女々しいんだ。男らしくねえ。

大人になれっつーの……。
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