スリーズ・キーノート
「別れれば?それが最善の策じゃん。若い時の過ちだって思えばいい。シノリだってまだ遊びたいだろ?……お前は解んないけどさ。」
ヨキは何も言わなかった。ひどくショックを受けた顔をして、動かない。
俺も、武器を全てヨキに当てた後にやっと我に返り、心臓が止まりそうになる。
俺は、何て事を言ったんだ。
友達に……何を……。
「そうだよな。そうだ……。」
ヨキ。違うんだヨキ。
俺はお前の事を知ってる。真面目な奴だから、間違いを絶対に許さない。確実な答えをテストに書き込む奴だって。
でも違うんだヨキ!俺の言葉は間違いだらけなんだ!
「……迷惑を掛けた。ごめん。」
ヨキ!
お前は何にも悪くない。俺達3人を別れさせたなんて、そんなわけない。俺が悪いんだ。
俺が勝手に……1人になっただけなんだ……。
ヨキが、俺の横を通り過ぎる。
もう、何も、無くなった。
全部、全部。