「Gold〜心をください〜」
「うっせーなっ!」
そう言って後ろを振り向くと、
背の高い、妙に顔の整った
男がたっていた。
その男は私に近づいてきて、
「あーあー血いめっちゃでてんで。ほらハンカチやるからこれでふきい」
と言ってきた。
いらねーよと言おうとしたら
その男は私が殴って倒れている
女二人にも近づき、
「ほれ倒れてるねーちゃん達も、大丈夫か?警察のおっちゃん達がこないうちに早くどっか行きい」
と言い、女達は立ち上がり走って逃げていった。
「ちょっと君。可愛い顔がそんな血だらけやったらもったいないで。うち病院やからきいや」
と男は手を差し延べてきた。
「うっさい、よけいなことすんな」
私はその手をはらいのけた。