中絶~僕は君を殺したい~
13‐2 3ヶ月



この数ヶ月で見たこともない笑顔をした。



あきが笑った。



「えぇ。おめでたですよ。」



ゆうやはほとんど毎日を病院ですごした。



会社のグチ



テレビの話



あきの職場の話



話すことはつきなかった。



…というよりも話さないとあきがいなくなってしまいそうだったからだ。



それでもゆうやは昔話を出来なかった。



あきが元気になるほどにいつきの話をして、とたのまれた。



ためらうじぶんがイヤになっていく。



いつきとの思い出にあきが入ってくることにていこうがある。



ゆうやは同性愛者だ。


いつきのことをずっと好きだった。



あきのことがうらやましかった。



あきに近づくことでじぶんの知らないいつきをうめようとしていた。



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