感方恋薬-かんぽうこいやく-

第3節

サークルに成っていた女子達もその場を解散して自分の席に着き始めた。


そして、その日の授業も終わり放課後…


幸は、そそくさと科学室に向って立ち去った。


彼はどこか嬉しそうだ。


まるで玩具を与えられた子供みたいな表情。


彼の探究心の旺盛さには目を見張る物が有る。
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