感方恋薬-かんぽうこいやく-

第6節

そしてあたしは見るとも無しに幸を見た。


その視線は有る人物に熱く向けられていた。その視線の先に居るのは


「紀美代…?」


そう、幸の視線の先に居るのは、紀美代だった。


と、言う事は、紀美代が薬を使った相手というのは、幸の事?なんじゃ!そういう事か!
紀美代、目を覚ませ!相手は未来のマッドサイエンティストだぞ。


突然世界征服したいとか言い出す可能性だって有るんだぞ。


それでも良いのか?もしそうなったら、紀美代は組織の手先の幹部に成るつもりか。


某戦隊物を日曜の朝、偶然見た事が有るけど女幹部の服装は、服装もメイクもきっついぞぉ。
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