感方恋薬-かんぽうこいやく-
幸は相変わらず落ち込んでいる。


そして、席に戻った紀美代がちらりとこちらを見て直ぐに視線を正面に移した。


その行動を見たあたしの頭の中には?マークが一つ浮かんだだけだった。


しかし、それは分かり難いが紀美代があたしに対して出した宣戦布告だった。


紀美代はあたしに対して明確に敵意を持ったのだ。


しかし、あたしは全く其れに気付く事は出来なかった。ちょっと考えれば分かりそうな物だったのだが。


        ★


体育の授業が終わり、男子全員を教室から叩き出して女子達が制服に着替えている。
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