出逢いは運命?
亜利沙side

 キーンコーンカーンコーン



 チャイムが鳴った。3時間目、あっ間違えた3時限目は委員会を決める。

 色々あるなぁ・・・あっ!学級委員だけにはなりたくないな・・・


 「どうしたん?亜利沙」
 前で声がした。美希だ。


 「べっつに~、ただ学級委員が嫌なだけ」


 「あ、わっかる~ウチも嫌」


 「なんか放課後残ったりとか大変らしいよ?」


 「だね。だるぃ。やるとしたら図書委員かな?」

 「えぇー図書委員もヤダー」






  ガラガラッ
先生が入ってきた。
 「席つけー今日は委員を決めるぞー」

 先生はそう言って、チョークで黒板に委員を書き始めた。

 「まずは学級委員から決める!誰か立候補はー」

     シーーン
誰もいない。そりゃそうだ。こんなめんどくさい委員誰がやるかっての!

      その時、

         ガタッ

 「俺がやります」
 隣の人=龍人が立った。
 「お、国島やってくれるか!」

 えぇマヂ!?あんなめんどくさい委員を・・・


 「あともう1人学級委員立候補はいないかー?」


 先生がそう言った瞬間、女子たち(もちろん私以外の)の声が教室に響いた。


 「せんせぇー☆私学級委員したぁーい♪」

 「いや、私の方がちゃんと役割任せられますよー」

 「先生、私はどうでしょう?」


 まさかのまさかで美希まで言い出した。

 「先生!私、学級委員したことあるのでどうですか?」
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