芸能人×一般人【恋愛物語】
こうして俺はこのドラマの仕事をすることになった。


彩乃泣いてたな…。
ごめんな、彩乃。でもこの仕事をやらなきゃ、プロとしてダメなんじゃないかって思うんだよ。



そんな事を考えてると、車は打ち合わせ場所に到着した。


「ヨシキ、最終確認な。
ちゃんとこの仕事やるんだな?」


車を降りる前に有田が俺に言った。


「あぁ、ちゃんとやるよ。」


『じゃ〜行くか!』笑顔でそう言って車を降りて打ち合わせ場所に向かう有田。


俺もその後に続く。


「ヨシキさん、すみません。
相手役の桜田さんが少し遅れてるみたいで…ちょっとお待ちいただけますか?」


一人のスタッフが俺に申し訳なさそうに言ってきた。



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