芸能人×一般人【恋愛物語】
「あぁ、はい。分かりました。」


そう答えてかれこれ一時間以上。


待たせすぎじゃね?
初の顔合わせに一時間以上の遅刻ってなんだよ。


俺は時間にルーズな奴は基本的に好きではない。
少しずつイライラが募ってきた。


その時、会議室のドアが勢いよく開いて


「遅れちゃってぇ〜、すみませぇ〜ん。」


甘ったるい声の桜田 舞が入ってきた。


俺も桜田もいろんなテレビに出てるけど、共演するのは今回が初めて。
ってか、実際に会うのも初めてだ。


「初めてましてぇ〜ヨシキ君!」


そう言いながら近づいてきた。



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