芸能人×一般人【恋愛物語】
あたしは部屋に入るとすぐに、お母さんと奈瑞菜にメールをした。


【遅くなってごめんね。
善輝に会えました。ちゃんと話しします。心配かけて本当にごめんなさい。】


すぐに二人からの返事があった。こんな時間まであたしのために寝ずに起きててくれてたんだね…。ごめんね、そしてありがとう。


「彩乃、こっちにおいで。」


善輝は自分の足を開いてその間を指差した。


言われるがままにそこに座るあたし。


少しの沈黙の後、あたしを後ろから抱き締めた善輝は自分のあごをあたしの肩にのせてゆっくりと話し始めた。



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