砂漠の王と拾われ花嫁

* * * * * *



「前よりも酷い状態ですぞ?姫様」



莉世の手首に巻かれた幅広の金のブレスレットを外すと見る見るうちに腫れあがっていく。



指先の感覚はなく莉世は不安な顔を侍医に見せた。



侍医は莉世の指に触れていく。



「姫様、感じますか?」



「なんとなく・・・」



2人の会話をラシッドは離れて聞いていたが近づいてきた。



「そんなに酷いのか!?どうなのだ!侍医!」



「申し訳ございません、殿下 もうしばらく様子を見なければなんとも言えません とにかく薬を飲み、この薬を湿布し、左手を使ってはなりません」




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