砂漠の王と拾われ花嫁
莉世は首から布で左手を吊る事になった。



まるで骨折した時にする三角巾みたいだ。



でもこうしていた方が安定して痛みを感じない。



侍医の処方した薬のせいもあるが痛みは和らいでいた。



窓際の壁に寄りかかっているラシッドは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。



怒っているのね・・・。


勝手な事をしたから。



「お兄様・・・・」



莉世はラシッドに近づいた。



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