砂漠の王と拾われ花嫁
「私のせいだ 私がいればお前が踊る事もなかっただろう」



「・・・お兄様」



莉世の心を悩ませているもの、ファティマの事をすべてラシッドにぶつけたい。



「なんだ?リセ」



でも聞いたら「そうだ」と言われ現実になってしまいそうで怖い。



「あの・・・」



なかなか口に出来ない。



「リセ?どうした?」


グリーンの瞳が揺れ動く。


いつ見ても美しい瞳だ。


我が王家の家宝のエメラルドにそっくりだ。


いつか莉世がそれをつけているところを見たいと思っている。


きっとよく似合い見事だろう。




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