砂漠の王と拾われ花嫁
暴れた馬
翌朝、まだ外が暗いうちにラシッドが起きて部屋から出て行ってしまうと、莉世はベッドを抜け出した。
居間を通り抜けて自分の寝室へ行く。
ラシッドと自分はまだキス止まりだが、マハルやアーメッドから見れば恋人同士で一緒に寝ていれば入らぬ考えが浮かぶだろう。
ラシッドの寝室に寝ている所を莉世は見られたくなかった。
自分のベッドにもぐりこむ。
だが、すっかり目が覚めてしまった莉世に眠りはやってこない。
左手に気をつけながら何度も寝返りを打つ。
外が明るくなり扉に人の気配がした。
「姫様、朝でございます」
すぐにマハルの声が聞こえ莉世は身体を起こした。
居間を通り抜けて自分の寝室へ行く。
ラシッドと自分はまだキス止まりだが、マハルやアーメッドから見れば恋人同士で一緒に寝ていれば入らぬ考えが浮かぶだろう。
ラシッドの寝室に寝ている所を莉世は見られたくなかった。
自分のベッドにもぐりこむ。
だが、すっかり目が覚めてしまった莉世に眠りはやってこない。
左手に気をつけながら何度も寝返りを打つ。
外が明るくなり扉に人の気配がした。
「姫様、朝でございます」
すぐにマハルの声が聞こえ莉世は身体を起こした。