砂漠の王と拾われ花嫁
大臣らとテーブルを囲み話しているのだがラシッドは莉世が気になり話に集中できない。
「殿下?殿下」
隣に斜め右に座っているムハマド大臣が呼びかける。
「ん?すなまい ムハマド」
ラシッドは会話に集中しなくてはと気を取り直した。
だが、すぐに莉世の事を考えてしまう。
嫌な予感がする。
ラシッドは眉を寄せる。
アーメッドは莉世を部屋に連れ戻しただろうか。
大事(おおごと)にならぬようにアーメッドだけに探すように言ったが、カシミールたちにも探させた方が良かったのかもしれない。
「殿下?殿下」
隣に斜め右に座っているムハマド大臣が呼びかける。
「ん?すなまい ムハマド」
ラシッドは会話に集中しなくてはと気を取り直した。
だが、すぐに莉世の事を考えてしまう。
嫌な予感がする。
ラシッドは眉を寄せる。
アーメッドは莉世を部屋に連れ戻しただろうか。
大事(おおごと)にならぬようにアーメッドだけに探すように言ったが、カシミールたちにも探させた方が良かったのかもしれない。