砂漠の王と拾われ花嫁
馬番のカリムが厩舎へ戻ると同僚の馬番がガラーナをなだめている所だった。



「いったいどうしたんだ?」



ガラーナが興奮している所は珍しい。



ふと見ると姫様の愛馬シラユキの姿がない。



「シラユキは?」


「ああ、姫様が乗っていかれた」



「は?それって姫様だけ?」



「そうだ そこらへんを回ると」



まだ左手が完治していないと聞いていたカリムは驚いた。



「お前、姫様に何かあったらどうするんだよ!」



カリムははじかれたように厩舎を出た。




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