砂漠の王と拾われ花嫁
* * * * * *
夜が明けた。
再び砂漠に熱さが戻ってくる。
「ん・・・・」
さわさわと頬を撫でられる感触に莉世は小さく呟いた。
「リセ」
ラシッドの声が聞こえてハッとなり目を開けた。
「おにい・・さま・・・」
浅黒い胸と金のペンダントを目にして我に返る。
「よく眠っていたから思わず息を確かめたくなったぞ?」
莉世にかけられているラシッドの長衣の下は恥ずかしい姿で、この明るい状況にますます恥ずかしくなる。