砂漠の王と拾われ花嫁
* * * * * *




莉世はカリムに会いに行った。


働き者のカリムはシラユキにブラシをかけていた。


「カリム」


「姫様!おはようございます」


にこにこと近づいてくる莉世にカリムは手を止めて挨拶する。


「いつもありがとう カリム シラユキが気持ち良さそう」


砂漠からシラユキは見事戻ってきていた。


数日はぐったりとしていたシラユキだったが今は元気になった。



シラユキとガラーナに角砂糖を持って来ていた莉世は手に角砂糖を置くとシラユキにあげた。



シラユキが食べ終わるとガラーナにも同じようにあげる。



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