砂漠の王と拾われ花嫁
部屋を出ると莉世の目が大きく見開いた。


「お兄様・・・」


金色の生地にシルバーの刺繍がされた長衣を来たラシッドが待っていた。



砂漠の王たる威厳のある堂々とした姿。



その両脇には正装したアクバールとカシミールがいる。


そしてアーメッドもうやうやしくラシッドの後に付いていた。


「ほう・・・美しすぎるな・・・・」


光り輝くような莉世を見てラシッドは感嘆の声をあげた。


褒められて莉世の顔がみるみるうちに赤くなって行く。



「アクバール、カシミール、わたしの妃は美しすぎると思わないか?」


真面目に聞くラシッドに尋ねられた2人も莉世を口々に誉めた。


お兄様、それって強制しているみたいです・・・。


「さあ、早くわたしのものになれ」


ラシッドが莉世の細い腰に手を回し歩き出した。




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