[短編]愛しているから


「お前だけを愛しているから!許してくれ!!」



グサッ



今まで聞いたことのない鈍く刺さる音



包丁からは血が床に流れ落ちていく




「許してくれ!!許してくれぇ!!」




何度も包丁は体を切り刻む




体はもう血まみれで息をしているかもわからない




それでも包丁は容赦なく体を切り続ける






そろそろ電話をしようか



僕は携帯の通話ボタンを押した
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