[短編]愛しているから


「そろそろ、警察が来るな。これ、後で読んでくれ」



渡されたのは一通の手紙だった



「うん」




「じゃあな」





父の声を聞いたのはこれが最後だった





「警察だ!相沢拓哉逮捕する!」




バタバタと音をたてながら警察は来た





父は手錠をかけられなごり惜しそうに連れて行かれた
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