アイドル様とヒミツな恋を。

｢……ﾌﾟｯ｣



そんな私を見た竜人は、軽く吹き出した。




｢……何？｣



自分のじゃないぐらいの低い声で、竜人に聞く。



｢いや、ヤキモチやく愛花もいいなぁ、って｣



竜人は、ニヤニヤしながらそう呟いた。






……や、き、も、ち…？






……ヤキモチ!?




｢ヤキモチなんかやいてないし!!｣




顔が赤くなってるのはわかってたけど、気にせず私は竜人に言った。




でも、竜人はニヤニヤしてるだけ。




―プチッ



さらに怒った私は、笑っている竜人の口に、オムライスのグリーンピースを押し込んだ。



｢……う゛がぁ!!｣



意味不明な言葉を叫び、竜人は口を押さえた。




……そんなに嫌いなんだ。






ふんっ!!




ざまーみろ!!



口に出したら何されるかわからないんで、ベーって舌をつきだした。