旦那様は高校教師
「ちょっと職員室へ寄っても良い?」
廊下を歩いていて、先生に言われた事を思い出す。
教室へ戻る前に職員室へ寄るように言われたけど、どうしたんだろう…?
んまぁ、とにかく行ってみよう。
職員室へ入ると、先生が直ぐに気付いてくれた。
「此れ渡そうと思って」
あっ、お弁当…。
「有り難うございます」
私は先生の手から袋を受け取り、深々と頭を下げた。
「其れと…暫くは忙しくて、公園には行けないから…」
「はい…」
先生は其の事を伝える為に私を呼んだんだ!?
公園で先生に会えないのは寂しいけど、学校では会える。
暫くがどの位なのか分からないけど、其の間1人でゆっくり考えてみよう。
先生、もうすぐ夏休みです。
其の頃迄にはプロポーズの返事をしようと思います。