旦那様は高校教師


「こんなに甘えっぱなしで申し訳なくて…」



「ほたる?そんな風に思わなくって良いんだよ?俺が好きで買ってるだけだし!でも嫌なら買い物やめるけど…」



チョット拗ねた顔をして、心ちゃんはそっぽを向く。



もしかして怒らせちゃった!?



ごめんなさい…怒らせるつもりはなかったの。



「心ちゃん、私の為に色々買ってくれて有り難う」



「うん…」



感謝の思いを込めてお礼を言うと、心ちゃんはニッコリ笑ってくれた。



「心ちゃん、あのね…どうしても買いたい物があるんだけど…」



私は服や鞄等より、もっと欲しいモノがあった。



今日から始まる結婚生活に、無くてはならない必需品。





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