旦那様は高校教師
どうしようか途方に暮れていると、後方からいきなり腕を捕まれた。
キャーッ!!
私は怖くて、声を出す事も振り返る事も出来ない。
捕まれた腕を振りほどこうとすると、強引に引き寄せられる。
えっ!?この温もりは…。
「見付かって良かった…」
し…心ちゃん!?
少し息を乱した心ちゃんは、私を抱き締め呼吸を整える。
どうして目の前に心ちゃんが居るの?
車は…?
「ほたるが中々戻って来ないから、探しに来たんだ…」
そうだったんだ…。
私も心ちゃんに会えてホッとした。