旦那様は高校教師
「そろそろ帰ろうか?」
「はい」
私達は裏口を出て、実家へと帰った。
「「ただいま」」
「お帰りなさい♪」
玄関を入ると、明るい返事が返ってくる。
何か、こう言うの良いね♪
今まで玄関を開けても、静かで暗い部屋しか見た事ない。
家の中に灯りが灯り、誰かが出迎えてくれるだけで、明るい気持ちになれるなら、私も心ちゃんにそうしよう。
「お父さんお母さん、ケーキ食べませんか?」
私は心ちゃんが買ってくれたケーキをテーブルに置いた。
「其れじゃぁ私は紅茶を入れるわね♪」
「有り難うございます」
お母さんが紅茶の用意をしている間、私はケーキをお皿に乗せ各自の場所に並べた。
「さぁ、食べましょう♪」
「いただきます」
私達はケーキを食べながら会社の話をした。