旦那様は高校教師


「怒鳴って悪かった…ほたるが余りにも綺麗だから…」



心ちゃんの暖かい手が、私の頬を包む。



「他の男がお前に惚れたらどうするんだ?俺…そんなの嫌だからな…」



んっ?



「其れって…ヤキモチ?」



「………」



心ちゃんは何も答えない代わりに、私を自分の方へ引き寄せ、包むように抱き締めた。



心ちゃん、本当にヤキモチ妬いてるんだ…。



今まで、そういう素振りを見せてくれなかったから嬉しい♪



「泣かせて悪かったな…。ほたる、凄く綺麗だよ…」



心ちゃんが私の唇にキスを落とす。



離れては重なり、また離れては重なり…。



沢山沢山キスの嵐が降ってきた。



「クシュン!!」



突然のクシャミに私の体が一瞬跳ねる。





< 324 / 743 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop