旦那様は高校教師


休み時間になると、私は祐奈と詩織に部活の事を相談した。



「誰かに誘われたの?」



祐奈の問に、私は思い切り首を横に振った。



「あっ…家族の人がね、何か部活でもしてみたらって…」



咄嗟の嘘に、声が上ずってしまう。



でも、半分は嘘じゃないよね?



心ちゃんは家族だもん。



「何部に入るか決めてるの?」



「…う…ん…。決めた訳じゃないけど…茶…道…部…?」



詩織の問に、ドキドキしながら答えた。



きっとやめなさいって言われる。



心ちゃんは結婚の事をオープンにしてるから、茶道部は反対されるに決まってる。



2人の反応が凄く怖い。



握り締めた手に自然と力が入る。





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