旦那様は高校教師


「祐奈はもう入部決めたの?」



「ほたる1人じゃ入り辛いでしょ?」



うん…あんな目付きの悪い先輩達の中に飛び込んでいけない。



おまけに苦手な市川さんも居るし…。



「私ね、茶道を通して自分磨きしようと思うの…」



祐奈は足を止め、真っ赤に染まった空を見上げる。



「自分磨きって…何を磨くの?」



「心遣いや思い遣りって私に欠けてる所だから…」



う゛………。



祐奈の言葉を聞いて、私は自分が恥ずかしくなった。



祐奈はきちんと目的を持って、入部を考えている。



其れに比べ私は何!?



不純な動機も良い所じゃない!?



もっと祐奈を見習わなきゃ!!



心ちゃんの奥さんとして、星野家の家族として、もっと成長しなくちゃね。



良し!!私も茶道部で自分磨きに挑戦してみよう!!





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