旦那様は高校教師
此処から、其の内容を読み取る事は出来ない。
しかし青組に関する事である事は分かる。
ほたるの体は青組の方を向き、カードと応援席を交互に見てるから…。
もしかすると、ほたるは其処に知り合いが居ないから困っているのか?
恥ずかしがり屋で、積極的に行動を起こせない。
其れが原因?
ほたる勇気を出せ!!
俺は精一杯の思いを込めて叫んだ。
「南条!!前へ進め!!」
一瞬、ほたるが俺を見て笑った様な気がした。
そして迷いが吹き飛んだのか、青組の応援席へ向かって走り出す。
無事に何かを借りれるか、俺はドキドキしながら見守った。
ん?あれは…加賀の彼氏?
栗山がほたるの手にハチマキを持たせる。
其れからほたるはゴールを目指して走り出した。