旦那様は高校教師
「こ…此れじゃぁ星が見られないよぉ」
私は首に回された心ちゃんの腕に顔を俯せる。
「そうだな…其れじゃぁこうしよう!」
心ちゃんは羽織っていたジャケットを浜辺に敷き、私の横に寝転ぶ。
そして右手で背中を引っ張っるから、私は其のまま後ろへ倒れ込んだ。
髪に砂が付かない様に、心ちゃんの腕枕が私を受け止める。
初めての頃は、此れが恥ずかしくて仕方なかった。
今でも恥ずかしさはあるけど、其れよりも安心感の方が大きい。
毎晩、心ちゃんの腕枕で寝るから、一番落ち着く体勢なのかも知れない。
「寒くない?」
心ちゃんは少し体を起こすと、左手でジャケットの身頃部分を私に掛ける。
何だか心ちゃんに包まれてるみたいでドキドキしちゃう。
「有り難う。でも砂だらけになっちゃうね」
「ん着替えあるし…たまには良いんじゃない?」
「フフッ、そうだね♪」
私は心ちゃんの腕の中から夜空を見つめた。