旦那様は高校教師


「星野先生?居ますか?」



中々戻って来ない心ちゃんを、先輩が探しに来たみたい。



2人だけの時間は此処でおしまい。



此処からはまた先生と生徒を演じる。



「どうした?」



心ちゃんはカーテンの間から顔を出す。



「着付け終わりました。外の準備をしてても良いですか?」



「あぁ良いよ。もう少ししたら俺も行くから」



「は~い」



ガラガラッ!



ドアが閉まると、心ちゃんはカーテンの隙間をきちんと直す。



「戻らなくて良いの?」



「ん…戻るけど最後に一つ、まだやってない事がある!」



やってない事?



着付けは終わったんじゃないの?



ボンヤリしていると、心ちゃんに抱き締められた。



そして首筋に吸い付く様なキスをする。





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