旦那様は高校教師
「どうした?暗い顔してるぞ?」
お茶を用意するカウンターへ、心ちゃんが歩み寄る。
「何もないですよ?」
作り笑いをするものの、笑顔を作れてる自信が無い。
「文化祭は始まったばかりだぞ?笑顔で頑張ろう!」
心ちゃんはいつも以上に、眩しい笑顔を見せてくれた。
多分…何かしら私の異変をキャッチしたんだね…。
心配掛けてごめんなさい。
「私、お茶持って行くね」
気を利かせてか、祐奈は急いでお茶を運び出す。
「喧嘩でもしたの?」
心ちゃんは、カウンターの中へ入って椅子に座る。
「喧嘩なんかしてないよ?」
私はしゃがむ様に、心ちゃんの向かいに座った。
「何があったのか話して?」
心ちゃんは優しい眼差しを向ける。
其の目はあの時と同じで、私は吸い寄せられる様に祐奈に言われた事を話していた。