旦那様は高校教師


中庭へ戻ると、詩織と祐奈が手招きをして私を呼ぶ。



何かあったのかな?



私は小走りで其処へ急いだ。



「今のお母さんって、新しいお母さんだよね!?」



詩織は身を乗り出す。



「うん…そうだけど…」



突然現れ、嵐の様に去って行ったお母さんの印象が良くなかったのかな?



「綺麗でとても優しそうなお母さんだね」



えっ!?私はもっと違う事を言われるのかと思ってた。



「凄く優しいよ♪」



初めてお母さんの事を誉められちゃった♪



其れはこんなに嬉しい気持ちにさせてくれるんだね!?



心ちゃんに出会わなかったら、私は此の喜びを感じる事はなかったんだろうなぁ。



有り難う、心ちゃん。



私にこんな喜びを与えてくれて…。





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